ふだん人は直接目にする可愛い鳥や美しい花に感動します。
それら動植物たちが全く存在しなかった大昔(地球誕生の46億年前)地底と地上では幾度となく地質の大変化が繰り返され、我々人類もひとつの生き物として約4000万年前に誕生しています。

大分県(豊後大野市・姫島村)も日本ジオパーク(地質遺産)に登録され貴重な地質を将来に向けて守ろうと活動をしています。

昔から温泉を『医者いらずの湯』『薬湯』と呼んでいた理由や温泉成分を作っている石はどんなものか。湧出する温泉が雨水と地底の熱水とが融合し、温泉ができるまでの長い年月など。展示物を見ながら。そんな想像を巡らせるとロマンをかき立てられます。

展示物は長湯温泉を形成する阿蘇大噴火第1(27万年前)から阿蘇第4(9万年前)の堆積物・炭化木・くじゅう連山の山頂石・旧鉱山石・全国の湯の華・カッパドキアの凝灰石・パムッカレの石・王家の谷の石・ピラミッドの石など、郷土地質研究家工藤先生はじめ東京大学狩野教授ほかのご協力を得て大変貴重な試料(資料)を展示しています。

地質巡検コース・夏休みの自由研究などにご利用ください。『大地のぬくもり』を少しでも感じていただければ幸いです。

(要連絡・見学無料)